船外機艇からインボート艇へ乗換の御客様で、一番多い相談は「ビルジが溜まる」です。
乗り方にもよりますが、インボート艇くらいの大きさになると外洋にも行ける訳で、古くなったガンネル(防舷材の継ぎ目)なんかに潮があたってビルジは溜まります。
あと船外機艇の場合、船底が見える場所がなかなか無いですからね。
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さて、これが水上係留艇となると話は別なんで「オートビルジ」ポンプをつけてみました。
今回の船は船底のVがきついのでフロートスイッチ迄、10cmくらいあって一旦スイッチが入ると20リットルくらい排出しなければなりません。
T500/S500の場合、高低差1m以内で1分間の排出量が19リットルくらいですから、喫水線より上でなるべく低い位置で船外に排出させます。(高低差2mだと1分間9リットルです)
あと、注意して頂きたいのが油を含んだビルジが、船底からウロコ状に剥がれてフロートスイッチにいたずらする事が有りますので、定期的にチエックして下さい。